ロコ・ソラーレ快挙!メジャーV 日本勢初グランドスラム大会制覇/カーリング

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グランドスラムで初優勝し、カップを掲げるロコ・ソラーレの選手たち(ロコ・ソラーレ提供)

決勝で、北京冬季五輪銀メダルのロコ・ソラーレ(藤沢五月、吉田知那美、鈴木夕湖、吉田夕梨花)が、世界ランキング1位のカナダチームを5-3で破り、初優勝した。6大会で構成され、世界ランク上位チームが出場するグランドスラム大会で、日本を含むアジア勢の優勝は男女を通じて初の快挙となった。

カナダで笑顔が並んだ。スキップ藤沢五月(31)がチームの公式ブログで喜びを表した。

「時間はかかってしまいましたが(笑)、やっとグランドスラムのトロフィーを手にすることができました!」

10日の初戦から5戦全勝で勝ち上がり、決勝では世界ランキング1位で地元のエイナーソン・チームと対戦。第1エンドに2点を奪うと、不利な先攻となった第2エンドも1点をスチールした。

試合を通して91%と高いショット率を示し、5-3で迎えた最終第8エンド。先攻ながら有利な状況を作ると、相手は逆転困難とみてコンシード(投了)した。

グランドスラムは初出場の2016年以来、4強入り4度が最高で「いつも決勝に立てない悔しさと、もどかしさを感じていました」と藤沢。日本勢では19年マスターズでのフォルティウス以来の決勝進出で、最強チームに堂々の勝利だ。

サード吉田知那美(31)は現地の取材に「すべての日本のカーラーにとってグランドスラム優勝は夢でしたが、これからは目標になります」と優勝の意義を語った。この後は28日開幕の日本選手権(北海道北見市)に出場し、2連覇を目指す。

■グランドスラム・オブ・カーリング カナダで毎年開催されているワールドツアーの最高峰シリーズ(チャンピオンズシリーズ)。男子は2001-02年、女子は06-07年シーズンに発足。当初はマスターズ、ナショナル、カナディアン・オープン、プレーヤーズ選手権の4大会で、現在はツアーチャレンジ、チャンピオンズカップを加えた6大会で実施。当初の4大会は「メジャー」と呼ばれる。

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